短編

□知って欲しい(エド目線)
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知って欲しい

そう思ってたんだ…

だけど

そんな事言える訳ねぇし、言うつもりも無かったんだ。




『知って欲しい』




「よっ!ム・ノ・ウ・大佐久し振り!!」
「…君は来てそうそうに焼かれたいのかね?」

3ヶ月ぶりに報告書を出しに俺達は汽車に乗り、長い時間を掛けてセントラルまでやってきてやったのだ。

それなのに雨なんかが降り出しやがって…だけどよ、大佐様を無能と、からかえる嬉しさときたらすっげ〜楽しいぜ!

そして今、大佐がいる部屋のドアをノックしずに開けて、大佐に喧嘩を…挨拶をしたのだ。

それにロイ・マスタングは報告書のサインをする手を止め、額に皺を寄せ、ノックもしず入って来た挙句無能扱いをする金の髪と瞳の少年に溜め息混じりに相変わらず生意気だと思いながら言い返す。



それが二人の第一声の挨拶なのだ。









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