月夜アクアラング

□04弾
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沢田達に行くと伝えると、何故かとても嬉しそうに笑っていた
なんだ、その顔。

ばたばたと準備している愛吏を待ちながら獄寺に睨まれ、山本からの質問攻め。
俺達の事は沢田が2人に説明したらしい。よろしくと言われたのでとりあえずああ、とだけ返した
獄寺はずっと認めねぇだとかぶつぶつ言っていたが。


『すみませんお待たせしました!』

息を切らして出てきた愛吏はかわいい。おい、誰だシスコンっつった奴。殺すぞ。


「(か…かわいー……!!)
き、急に誘ってごめんね、」

『いいいいえそんなっ!とっても光栄です!ありがとうございます!』

「(そ…そんなに?)」

愛吏は獄寺と山本に向き直ると、一礼して

『初めまして、月影愛吏と申します』

「俺、山本武ってんだ。ツナから聞いたぜ!よろしくな!」

「…………」

『獄寺さんも、不束者ですがよろしくお願いします』

「…………、」


無 視 か よ 。
獄寺は年中反抗期だからなー、あー、めんどくせぇー
顔に出てたのか、獄寺が突っ掛かってきたけどそれは無視。

『………』

…前言撤回、愛吏の顔を沈ませたから反撃。一発殴った。


「いってぇ!」

「つか花見って何?」

「おい!」

『えと、花…桜の花を見ながら遊び楽しむこと、だったような』

「なんだそれ」

「てめぇ!」

「遊ぶ為の口実なのなー」

「野球馬鹿邪魔だ退け!」

「…お前見かけによらずずっぱり言うな」

「ん?そーか?」

「こいつら…!」

「(ご…獄寺くんの存在が完全に消されてるー!)」

『お花見楽しみです!』



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