サヴァイブ
□サクラサクラ
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「桜だ〜!きれ〜」
「ああ。」
***サクラサクラ***
今日は1ヶ月ぶりのデート。
宇宙飛行士、惑星開拓者としてそれぞれ就職した2人は、なかなか時間が合わずすれ違いの日々を送っていた。
そんな2人の休みが久しぶりに合った今日。喜ばないはずはなかった。
「ねぇねぇ。どこに座る〜?」
「この木の下はどうだ?」
「うん!いいよ!」
桜の木の下に座った2人は早速お昼を食べた。
ルナはカオルに喜んでもらいたくて、早起きしてサンドイッチを作ってきていたのだ。
「さぁどうぞ!」
「いただきます。」
緊張した面持ちでルナはカオルを見つめた。
「うまいぞ。」
「ほんと!?」
「ああ。」
「うれし〜。」
満面の笑顔を浮かべるルナを、カオルは優しい顔で見つめた。