拍手有難うございます!




−不器用な君−
(吉継×行長)




行長「紀之介はん、紀之介はん。」

吉継「なんだ。」


行「暇やねんけど。」

吉「そうか。」

行「いや、そうか。やなくてなー。
さっきから本ばっか読んでるやん…。
なんやの“黒魔術のすべて”って。」

吉「黒魔術は趣味だ。」

行「(悪趣味すぎる…!;てか絶対誰かにすんでこの人…)」

吉「本を読んで悪いか?」

行「悪い。僕が暇や。」

吉「じゃあ寝とけ。」

行「そやなー、あ、じゃあ膝枕して?」

吉「無理。重い。」

行「うわー予想通りの答えや。紀之介はんのボケー(ぼそり)」

吉「……(チョップ)」

行「いたッ!…もう!ええよ!」

吉「おい、どこへ行く?」

行「紀之介はんが読書ばかりしてるから、五助のところにでも行こうと思って。」

吉「…五助なら出かけた。」

行「嘘ッ!?さっき玄関で迎えてくれたで!?」

吉「……。その後用を頼んだ。屋敷にはいない。」

行「本当に?」

吉「…はあ…行長(ポンポン)」

行「!…へへ紀之介はーん♪(横に座る)」

吉「うざい。」

行「……なんとでもいい(ニコニコ)」

吉「げ。何その笑顔。やっぱもっと向こう行け。」

行「んー?ええやないの…ふぁ〜肩かしてな…(ポフ)」

吉「おい。寝るな、行長。」

行「Zzz…。」

吉「……おやすみ3秒かよ(ため息)」






五助「と殿〜、俺はどうするべきなんですかぁ…!入ったら殿が照れ隠しについた嘘だってバレるし…!そして三途の川を見る羽目になる事は目に見えてるし…!;

でもせっかくのお茶が冷める〜!!
うわ〜ん殿をぉぉぉ!!」


五助が襖の向こうで困り果ててたとか…。



END



拍手ありがとうございます!



[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ