―Title

□1.お前の気持ちなんざ知るかよ
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「おい」



・・・・・・またか

最近何かとちょっかいをかけてくる迷惑な男子。


その名も高杉晋助。




『・・・はぁ・・・何』




正直関わり合いたくないのが本音だ。
誰が好んで不良少年とつるみたいと思うか。

いや例外も居るが(来島また子とか)





「何じゃねェよ・・・鬼兵隊に入れっつってんだろ」




鬼兵隊、不良グループの名前。
此処いらの町では結構有名で勿論いい噂等ない。





『嫌だって言ってんじゃん誰が入るか』



私は不良なんかじゃない、たまに学校をサボる怠け者なだけだ。






何故こんな勧誘を受けるようになったかというと、数日前・・・・・・

























『・・・ふぁぁぁあ〜ぁ』



眠い、ものっそい眠い。
なーんで今日に限って抜き打ちテストなんかあんのさ。仕方ないからやったけどさ・・・


午後からは普通授業やらなんやらだったので学校をこっそり抜け出して来た。


別にどっか寄りたかった訳でもないので真っ直ぐ家に帰る。





ふと、なんかの店にたむろっていたあからさまに俺達不良でーす☆みたいな輩と目があってしまった。



反射的に目を逸らしてしまったが最後、やっぱり絡まれてしまった。



ハハハ、うっぜぇ。





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