〜 M A I N 〜
□片翼の理由
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お嬢様は一人じゃないから平気と言われたが
それでもやはり心配だなぁ...
...鍛錬をする前にちょっと部屋に寄ってみるか。
思い立ったら吉日。
私は夕凪を手に部屋を出ようと、ドアノブに手を掛けた。
コンコンッ
?????
誰だろう?こんな時間に...
『はい、今あけます...』
そうして私はドアを開けた。
するとそこには...
『ただいま、せっちゃんッ!!』
今の今まで私を悩ませていた、愛しい人が立っていた。
『お嬢様ッ!!今お戻りにッ!?』
『そうなんよ!なんや本の整理やら貸し出しの状況とか確認してたら
こないに遅ぉ〜なってもぉ〜た!!』
『そうでしたか............?』
安堵もつかの間。
私は一つの疑問を持ったのだが...
『そういえば何故、私の部屋に?』
『それは...///』
もじもじしながら、お嬢様は少し顔を傾けながら教えてくれた。
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