DBdream(long)
□孤独な月の華
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カリン塔の上空に位置する白亜の城
悟空はここで日夜修行に明け暮れていた。
付き人のポポや神相手の修行はとても厳しく、だが無限に強さを求める悟空にはとても充実した日々だった。
「ハッ!ヤッ!ハァーッ!」
「どうしたっ!詰めが甘いぞ!」
神と悟空と実践さながらの組み手をしていた。
悟空はここに来た当初とは段違いの強さになったが、まだ神に勝つことは出来ていない。
「休憩にしよう。」
「ふぅー。やっぱ神様は強ぇなぁ。オラの攻撃が全然通じねぇ。」
「孫悟空、前より強くなってる。焦ることない。」
「ははっ!サンキューMrポポ。ところでさぁ、オラ腹減っちまった。そろそろメシにしようぜ。」
「奥に用意してある。」
「メシメシ〜!」
ここではありふれた光景。
しかし、この後には思いもよらない事態になる。