めりくりっ!




あー・・


なんて寒いんだろ。



折角のクリスマスイブなのに潤はお仕事だし。



まぁ、わがままは言えないんだけどね・・



時計の短針と長針があと15分ほどで重なる。




「あと15分でクリスマスか・・」




窓越しに見た外の世界はチラチラと雪が待っていた。




「寂しいなぁー・・寒いなぁー・・」




毛布だけではさすがに寒くて、手元にあったリモコンで暖房のスイッチを入れた。



機械音と共に動き出すエアコンと同時に、部屋のドアをドンドンと叩く音。



「こっ・こんな時間に誰っ?」



怖くなって布団の中に身を竦めた。




「いや、潤ですけどー・・」




ドアの外から潤の声がした。



「え、あ、潤?!」



それと同時にケータイに着信が入る。




「えと、起こしてごめん、潤ですけど・・」










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