カフェテラス

□御話し
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ある少年が一人
部屋に閉じ籠っていた。

暗闇が恐いはずなのに
何も見ようとはしなかった
心は不安を抱えたまま、
一番身近な愛すら
頑に信じようとはせず
声を殺し泣き続けた


誰でもいい
早く僕を壊して


孤独を愛した少年は
結局は誰かを頼って
助けを 乞うのだった


人は一人では生きていけないから…
だからこそ悲しい生き物である
人を愛することに疲れたら
先ずは何をしたらいい?

嗚呼小さな子
泣くなら私の元で





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