月のカフェテラス
□おやすみ
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『さよなら』
優しい口調で言った、お別れ。
笑ったその顔はあまりにも不細工で
作り笑顔は似合わないよっと
私なりに慰めたつもりだった。
驚いてるかなぁ。
まぁ・・・朝起きていないよりはいいかなって君は言った。
そういうのは好きじゃないんだ…
そんなこと言っても悲しい顔をさせてしまっているのは私━━━━
いつか会えるかなぁ?
会おうと思えば会える。
いつでも呼んでくれれば会いに行こう。
君に追いつけるかわからないけれど
…良かった、君に会えて
良い思い出になったよ。
私は今日一日で愛を詰め込めたつもり。
それが届いていたならば…いい思い出かな。
君の心のベルが鳴った。
涙を堪えて苦しむけれど ベルは止めない。
「ばいばい」
最初で最後の別れの挨拶を君にした。
頬にキスをして背中をさすってあげた。
もう会えないんだね寂しい。っとか思ったり。
「おやすみ」
そう言うと、君はベットに横になって
寝息もたてずにゆっくり眠ってしまった。
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