■岡田准一の俳優魂
岡田准一は言わないでも、v6のメンバーで、ジャニーズのアイドルですが、私は俳優としての彼に注目しています。
SPやフライダディフライのアクションも見せかけのものではなく、本物を志向している姿勢には目を見張るものがあります。
元気を出したいときに見る映画。そんな中の一つに「フライ、ダデイ、フライ」があります。「ロッキー」や「燃えよドラゴン」などもそうですが、この「フライ、ダデイ。フライ」は理屈じゃなく、勇気が出てくるそんな映画です。
主演は堤真一、岡田准一です。
冒頭はモノクロで始まります。何ということはないサラリーマンの堤真一が電車で帰宅する疲れているので、つい眠ってしまいそうになる。そんな様子が描かれています。
そして、駅につくと、奥さんと娘が車で迎えにきます。そして、また次の日が始まります。事件が起きなければ、こんな日が永遠に続いていくのでしょう。
ところが、次の会社に電話がかかってきます。娘がケガをして病院に運び込まれたという知らせが奥さんから入ります。
急いで病院に行ってみると、娘が包帯で顔をグルグル巻きにして、顔にはアザがあります。
実は高校生に殴られたのです。その高校生は元格闘家の須藤元気が演じています。
その高校生はボクシングのインターハイチャンピオンで時期総理大臣の息子です。
病院には先生二人とその高校生が来ていますが、いかにも無礼な感じで堤真一に接します。
しかし、堤真一は相手の高校生が強そうなのと、彼の父親が時期総理大臣ということを聞いて、娘が殴られたにもかかわらず、何もすることができません。
そして、娘の病室に行くと、そんなふがいない堤真一は娘に軽蔑されます。
家に帰った父親はそんなこともあり、復習するために、高校へナイフを持って乗り込みます。
しかし、間違えて、となりの高校へ行ってしまいます。
そしてナイフを出したところ、岡田准一にノックアウトされてしまいます。それが縁で知り合った岡田准一はとその仲間の高校生ととともに、堤真一の復讐の手伝いをするようになります。
堤真一の師匠になるのが、武道の達人の岡田准一です。
岡田のセリフにけっこう良いものがあります。
「本物の勇気を感じることができたら、戦わなくても勝ったと同じことなんだ」「恐怖は喜びや悲しみと同じで感覚のひとつだ」「恐怖の先にあるものは見たくないのか」など。
そして、須藤元気と戦うまで、トレーニングが続いていきます。
面白いです。もし、見ていない人は是非ごらんになって下さい。