「BOSS」天海裕希


「BOSS」第九回を見ました。生瀬勝久さん出てました。

NHK「サラリーマンNEO」や「トリック」、「相棒」など出演作品多数の俳優さんですね。

コミカルな役からシリアスな役まで、うまくこなします。私はコミカルな役をやった方が好きなんですが。

今回はシリアスな役でした。二重人格の役でしたが、うまいですね。

俳優さんもただ二枚目だと、どうしても役が限定されてしまうので、意外に二枚目より、三枚目で演技のうまいほうが仕事が多くあるのかもしれませんね。

主役より、脇役の方が仕事オファーも多くて、長く、芸能活動ができるのかもしれません。

主役だと、人気にかげりが出てくると、もう使えなくなってしまったり、本人も売れていた時代があったりすると、脇役はできないというへんなプライドがあったりして、仕事に波があったりするんじゃないですかね。

昔、ケンちゃんシリーズというのがあって、一時、すごく人気があったのですが、その俳優さんは大人になったら、消えてました。

子役で主役なんかやって、人気が出てしまったので、身動きがとれなくなってしまったんでしょうね。

あの「北の国から」のジュンの吉岡秀隆は地道に脇役をやっていたので、コトー先生あたりで、ジュンのイメージを払拭し、今では脇でも主でもできる、俳優さんになって、成功しているのでしょうね。



今回の「BOSS」は二重人格でしたね。

それが、ドラマの終わりの方の種明かしでわかりました。「え、マジ」と思わず声を出してしまいました。

全く予想がつかない、結末でした。といいますか、そのようにドラマを作っていたので、当たり前ですが。

映画のヒッチコックの「サイコ」やブラットピットの「ファイトクラブ」なんかと同じやり方ですね。

ドラマの作り方としては見ている方をダマスやり方なのですが、伏線を貼ると、バレテしまうので、仕方がないのでしょう。

「BOSS」の魅力は何なのか。バランスの良さなんでしょうね。登場人物がみんな、愛すべきキャラクターなんでしょうね。

今回はメンバーのギャップをドラマの冒頭でコミカルに紹介していました。

人って、やっぱり、意外性がないと魅力や深みがないですものね。

完璧な人間がいなくて、みんなどこかに、ダメ部分を持っていて、それでも、人として、不器用ながら、悪を許さないというメンバーの一人一人の魅力を効果的に演出されているからなのかもしれません。

温水さんは頭ネタばかりですが。

今回は特に、クールな二枚目の玉山鉄二さんが、甘いもの好きでクリームを口の周りに付けていたり、今回も「不器用ですから」と高倉健さんで有名なセリフを言っちゃって笑わせてくれます。

「BOSS」の天海さんは、基本的に元元、宝塚のトップスターで芸能界では、他の人たちとは一線を画すくらいの人だと思うのですが、三枚目の部分もさりげなく、出しています。みんなに「おごらないよ」というセリフなども、さりげなく、BOSの愛すべきキャラが出ています。

でも、「BOSS」の天海さんはルックスの良さはもちろんですが、もう、その存在自体がかっこいいので、三枚目をやってもかっこいいですね。

今回は対策室が謹慎という、ナゾめいた、言葉で終わってしまって、次にひっぱられてしまいました。

次回が楽しみです。

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