■水谷豊
最近はよくBSで「相棒」の再放送をしています。僕もとても好きでほとんど見ています。
たまには、昔の「相棒」を見たくなって、レンタルビデオ屋さんから借りてきて見たりすることもよくあります。
何といっても、「相棒」の魅力は杉下右京にあると思います。
右京さんにまかせておけば、どんな悪党の悪事も暴いてしまうので、安心して見ていられるのです。
犯人にとって、もし右京さんが出てこなかったら、捕まらなかったのにということになるのでしょうね。ところで、この右京こと水谷豊。
僕にとっては、もっとも強烈に印象に残っているのは、水谷豊は「傷だらけの天使」の乾亮です。
ショーケンこと萩原健一がこの「傷だらけの天使」主演をしていました。
だけど、この番組において、萩原健一よりも、「アニキー」と呼ぶ、リーゼント皮ジャンの情けないんだけど憎めないキャラの水谷豊の方が強烈だったのは、萩原健一も想定外だったのではないでしょうか。
その後、NHKドラマ「男たちの旅路」にガードマン役で出演。
まだ、この辺りまでが、チンピラっぽい水谷豊です。ちなにみ、「相棒」に出てくる岸部一徳ですが、元ダイガースのサリーとして活躍していましたが、「傷だらけの天使」の最終回に流れる「一人」という曲の作詞をしています。ちょっと水谷豊と因縁がありますよね。
「相棒」にも岸田今日子が出てきて、岸田今日子は「傷だらけの天使」では水谷豊のボス役でした。これも、けっこう興味深かったです。
それは、水谷豊が先生役をした「熱中時代」から、いい人路線に変わってしまいました。
今は「相棒」の右京が犯人にキレるときにかつての水谷豊の狂気をかいま見るだけになってしまいました。