突発ネタ小説

□私 は 貴 女 で 貴 女 は 私 で。
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「…ねぇ、クリスタル。
"ゴールド"と"シルバー"って、そんなに大切な人なの?」



「当たり前よ!
だって二人は、私の"友達"なんだもの。
"友達"が大切じゃない人は居ないんじゃないかしら?」



…そう、ゴールドもシルバーも、私の大切な友達なの。


…もし、二人の内どちらかでも突然居なくなったりなんてしたら、そりゃあ悲しくなるでしょうね。


苦笑いを浮かべながら語るクリス。

因みに相手は、全身を黒い布で覆っており、誰なのかも分からない。が、クリスは何故か不思議と親近感を感じ、何の疑いも無く話をしていた。



「ふーん、そうなんだ…それじゃあ…」



「…ん?何?」



クリスが聞くと、相手は突然クスクス笑い始めた。



「…クリスタルを名乗る人間がもう一人いたとして…もしもその人に突然、「自分と入れ代わろう」って言って来たら…貴女ならどうする?」



「…え?」



クリスは、少し困惑した。
彼女…何を言っているのかしら…?



「…それって…例えば貴女が私に成り代わって…貴女が私として生きるって事…?」



瞬間、クリスは、自分の身体から血の気がみるみる引いてゆくのを感じた。心拍数が徐々に上昇。冷や汗が滲み出ている。



「…貴女…何が…言いたいの…?」



否、クリスは既に察知していた。それよりも先に身体は、拒絶反応を示し、足が竦み、恐怖に心を掻き立てられるも、逃げられない状態になっていた。

黒い布を羽織った少女は、狂ったように一人笑い、クリスの耳元で囁く。



「…私、決めたの。
貴女がこの世に存在する限り、私は貴女にはなれないでしょう?だから、"消す"のよ。"貴女"を―…」



どんっ、と鈍い音が響く。



「きゃあっ!!」



彼女の悲鳴が、さらに残酷に響く。



「…さようなら、クリスタル。
今日から、私がクリスタルよ」



…そうそう、貴女の友達、ゴールドとシルバー―…だったわね?
心配ないわ。その二人は決して悪いようにはしないから…
だから安心して、消えて?



「…貴女…は…一体…誰…な…の…?」



クリスの身体は、バランスを崩したままフワリと浮き上がり、側にあった川に向かって、ゆっくり、ゆっくりと堕ちていった…



しかし、彼女は見てしまった。



…そこに居て、私を突き落としたのは、"私"だったのね―…




―END―


雑文&乱文すみませんです。はい。

今回は、ド〇えもんネタでやっちゃいました。

…まさか、〇ピーロボットが暴走して…し〇かちゃんを監禁(オイ…)して成り代わろうとするとは…恐るべし…!!
 

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