ぽけ&すぺ

□お酒と悪ノリは程々に!!
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(※キャラ崩壊してます)




*********




「…あ、俺、ちょっと気分転換に外行ってくるっス!!」











…そうレッド先輩に言って、部屋を飛び出した。


…いやぁ、危ねェ、危ねェ…。


もう少しで、アレを飲まされる所だったぜ…。


とりあえず、先輩方から離れた場所に居れば、恐らく飲まされずに済むだろう…
そう考えた俺は、今や図鑑所有者達の宴会場と化してしまった自宅を後にして、近くの道路まで来た挙句、行く宛ても無いので、その場に座り込んだ。





「…うーっ、さみぃ…」


俺の吐いた息は、欝すら白み掛かって、時間と共に消えてゆく。


空を見上げれば、流石、一番寒い季節なだけあって、空気も澄んでいて、雲一つない晴天ぶりだった。



…まぁ…とは言っても今は夜だから、もれなく星が綺麗に見える。





「…うぃーっ、そろそろ家に戻ろうかな…」




…そう思い、勢い良く立ち上がり、ワカバに向かって向き直ったその時。



明らかに聞き覚えのある声が、確かに俺の名前を呼んでいた。




「…ゴールドッ!!!」











*********





一方で、先輩方はと言うと、レッド先輩とグリーン先輩、ブルー先輩やイエロー先輩まで、皆がお酒の飲酒によって確実に、テンションが狂い始めていた。


勿論、その場から逃げたゴールドや、まだ集まっていない後輩達やクリス、シルバーは、この後起きるお酒によって築かれた悪ノリテンションに振り回される事になろうなど、誰一人として想像はしないだろう―…





*********





…もう一度、俺に話を戻そう。



俺は、自宅に戻る途中でシルバーに呼び止められ、他愛もないような話をしながら今ようやく自宅の、自分の部屋の前まで来た所だ。




「…いやぁっ!!」


…ドアの向こうから、入れ違いで来たのであろうクリスの悲鳴(?)が聞こえてきた。





「…先輩達…さては俺が抜けた後も飲んでたんだ…」





俺とシルバーが勢い良くドアを開けると、そこに広がっていたのは、まさに泥沼のような惨劇の後のような、とにかく酷い光景が広がっていた。




「グリーンのバカァー!!
俺…本当は…グリーンの事…好k…「うるせぇ!!俺だってレッドが好き過ぎて仕方ないんだよ馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!!!」



「オーッホッホッホッ!!!
ゴールドッ!!そこのバカップル(レッドとグリーン)と同じように、シルバーの事押し倒しちゃいなさいっ☆!!」



「ちょっ!!ブルー先輩!?あんまし変な事言わないで下さいっスよ!!」

「…そ、そうですよッ!!ねぇさんっ!!!大体、何でゴールドとi…「アラ、これは命令よ!命・令!!ホホホッ☆」



「うぅ〜っ…目茶苦茶だぁ…(実はちょっとヤル気満々)←」
「………ねぇさん……(実はゴールドからやって来るのを待ってたりする)←」




…ブルー先輩のやや危ない(?)言葉に、シルバーは赤面したようでそっぽを向いてしまった。

そんなシルバーが、俺にとっては可愛いくて仕方がなくて、ふいに後ろからシルバーに抱き着いた。


そんな俺は、次の瞬間、誰かに押され、気がついたらシルバーを押し倒すような形になっていた。


(ドサッ…)


「!?」


一瞬の出来事にびっくりした俺とシルバーは、確かに見た。





…ブルー先輩の、今までにないような満面の笑みと、小さく呟いた一言。



「ホホッ!!二人共、レッドとグリーンに負けないくらいイチャ×2しなさいなっ☆!!アタシが許すわ!!」




(…嗚呼、もうお酒も宴会も懲り懲りだ…)
(…まぁ、シルバーを押し倒せたのは良かったけどな…)




―END―
 

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