ぽけ&すぺ

□「」悪い、
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『―そういえば、レッドさんってスケボー出来ましたっけ?』


―なんて電話が、暫くご無沙汰気味だったゴールドから掛かってきて―…




*********





「…それで、ゴールド達とスケボーをしに行ったと?」



「…うん」



「…それで、ロクに乗った事もないのに乗り回した挙句、壁に激突して全身傷だらけの痣だらけになったと…そう言いたいんだな?」



「…う、うん…」



グリーンは呆れたように溜息を吐き、レッドと全身に付けられた包帯と絆創膏とを見比べる。



「…全く、本来なら壁に全身ぶつければ粉砕骨折も有り得る訳だが。
…良くこんな怪我で済んだものだ」



レッドは、あははとばつが悪そうに苦笑いをしながら頭を掻く。



「いやぁ〜、てっきりオレも「これで死んだらどうしよう!」とか思ったけど…案外大丈夫みたいだな!」



それを聞いてかグリーンは、吐き捨てるように言葉を発すると同時に、二人の間に隔てられたテーブルを力任せにバンッ!と拳を下ろした。



「お前は馬鹿か!?
普通なら病院送りも考えられるような事故なんだぞ!?
少しはお前の身を心配する俺の立場にもなってみろ!!」


レッドは、思わず肩を震わせ、呆気に取られたような表情でグリーンを見ていた。



「…ッ!!」



グリーンは直ぐさま我に返り、慌てて拳を解く。



「…悪い…少し強く言い過ぎたな…」



その言葉でレッドも我に返るが、もう先程までのような軽い口調で話せるような雰囲気ではなく、沈黙が訪れる。

しかし、二人はお互いにしおらしくなってしまい、自分から沈黙を破るべきか、否、相手が破るのを待つべきか。

お互いが譲り合っていて、かえって話が切り出せない状況に陥っていた。



「…あの、さ」



先に痺れを切らしたのはレッドだった。

―確かに彼の性分を考えれば、ある意味当然の結果であると言えるだろう。



「…その…、うん…
悪かったよ…
まさか…グリーンがそこまでムキになるなんて…思ってなかったから…」



馬鹿だよな、俺、
お前の事だから、てっきり嘲笑われると思ってたから、いっそ自分から笑い飛ばすつもりだったんだけどなぁ…


それでもグリーンは、相変わらず怪訝そうな表情を浮かべている。



「…本当、カッコ悪いな…俺って…」



表情を曇らせたままのグリーンの表情に、レッドも段々不安な気持ちに包まれる。


何を言っても一向に表情を変えないグリーンに、とうとうレッドは言い訳臭い言葉を紡ぐことすら止めた。

瞳は、欝すら潤い始めている。


レッドが黙り込んでようやく、グリーンが口を開いた。



「…確かに、今日のお前は格好悪いな…」



グリーンのストレートな物言いに、レッドは少なからず動揺をチラつかせる。



「…隙あり」



…―ちゅっ。


気付いた時には、何か柔らかい物が触れていて。

その触れた物の正体に気付いた時には、既に離れていた。



「―え…え…??」



グリーンは満足そうに笑っていた。
咄嗟にレッドは、自分の唇を押さえる。



「…まさか本当に不意打ちを喰らうとは…
やはり今日のお前は『格好悪い』な」



「…ちょ…グリーン!!
…おま…まさか最初からそれを狙って…」


「…俺の表情で読み取れないとは、本当に格好悪いな」



「五月蝿い!グリーンなんか嫌いだぁ!!
その辺に落ちてる石ころにでもなっちゃえば良いんだっ!!!」



「…フッ、嘘をつくと益々格好悪くなるぞ?」




―拝啓、皆様。
オレの所のグリーンは、どうもS臭いみたいです。



「…グリーンの馬鹿ァ…」




―END―


某ハンバーガーショップの月見バーガーとポテト食べながら携帯パチパチして考えた作品です。

ホントはセリフしか考えていなかった所にムリヤリ言葉をはめ込んだので内容はかなりメチャクチャです!!(スライディング土下座!)←
 

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