学園ヘヴン部屋
□使い方
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「啓太、その書類を会計部へ届けてこい。」
「わかりました。…あれ?生徒会のサイン入ってませんけど、いいんですか?」
「……丹羽のミスだ。それはハンコを使わず直筆用の書類なんだがな…。」
「王様、起こしますか?」
「いや、いい。お前がサインしろ。」
「ええっ!?俺が…ですか。」
「生徒会員なら誰でもいいんだ。手が空いているならそれくらいできるだろ。」
「はい…。」
……………ただサインするだけだったはずなのに、この後こんなことになるなんて俺は思いもしなかった…。
それと同時に今、後悔している。
なんでって…それは今オレが
「あっあ!中嶋さ…んっ…、ダメっ!!」
こんなことになってしまっているから―――――。
オレは仕方なく王様の代わりにサインするつもりでペンをとった。
すると丁度それが中嶋さん愛用のあのペンで、つい顔がしまった。
中嶋さんはそれを見逃さなかった。
『啓太…、何を想像したんだ?』
それから今、生徒会室の王様が寝ている目の前で淫らなことに浸っている。
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