学園ヘヴン部屋
□甘い香り
2ページ/3ページ
「このケーキ、本当に美味しいですね!!」
さっきも言ったようなセリフを繰り返し発する。すると七条さんがオレの手を掴んで立ち上がらせた。
「七条…さん…?」
そう聴いてみても無言な七条さん。すると空いているもう片方の手で残っているケーキを持って、オレの手を引いて人に見えにくい場所に誘導された。
「あの……んんっ!」
いきなりのキス……それもいつもはベッドでするような濃厚な…。
オレの後ろは壁で、そこに押しつけられながら舌を吸われれば、もう腰が立たなくなってしまう。
カクンと力が抜けて七条さんにしがみつく。
「伊藤君…、ボクにもおやつ、くれませんか…?」
そう言って食べかけのケーキを持って、オレのズボンを下ろす。
「!!やっ…何するんですか、七条さん!!」
いきなりのことに動揺するも、オレのペニスは既に半勃ちの状態だった。
「さっき、ボクの指をおいしそうに舐める君を見ていたら、なんかしたくなっちゃいました。」
いつものあの笑みでそう言われ、オレは赤くなった。
「それに、外――ということを気にしているなら、心配ありませんよ。放課後、わざわざ屋上に来る生徒なんて、ボク達しかいませんから←(たぶん)」
「…………ハイ…。」
うまく丸め込まれたような気もしなくもないが、一度ついてしまった火は自分でもどうしようもなくて…。
七条さんのいわれるがままになってしまった。
「フフッ…。それじゃぁ、おいしくいただきますね。」
上の服の前をはだけさせて、ぷくっとしているピンク色の突起に舌が這う。
チロチロと舐めていたかと思えば、時おり強く吸い上げられる。
「あっ…はぁ…ん…」
オレ達は立ったまま行為を続けている。倒れそうになると「立っていて下さいね」と言われ、腰を降ろすことを許されない。
それどころか、「この半勃ちの角度最適ですよね、ケーキがちゃんと上にのりますから」と言って、食べかけのケーキを手で潰し、オレのそれにのせた。
「…なんか、エクレアみたいになっちゃいましたね。」
七条さんが満面の笑みで言うので見てみると、完全に勃ちきってなく、地面とほぼ水平になったオレのペニスにグチャグチャになったケーキがのっていた。
なんとか苺の形がわかるくらいで、あとはミックスされている。
「あ…あの…七条さん、何するつもりですか?」
おそるおそる聞けばニコニコしながら「食べるんです。」なんて言った。
「伊藤君はケーキをのせてるいわばお皿の役ですから、動いちゃいけませんよ?」
「えっ!?ぁあっ!!」
急に先端を弄られビクッと体が大きく揺れた。
「駄目ですって動いちゃ…」
「は…はぃ…っ」
恥ずかしさに目を瞑って頷くと、「お利口さんですね。」と言われ、続いて「頂きます。」という声が聞こえた。
数秒もしないうちに、先端に何かが触れた。
そしてそのまま尿道を抉るようにつつかれる。
「ふぅっんんっ…」
すると快感が与えられたペニスは徐々に角度が急になり始めた。
「動いちゃ駄目って言ったのに…、ホラ、ケーキが落ちちゃいます。」
「すっ、すみません!!」
「不思議なお皿ですね、勝手に動くし、声も出すんですか?」
「っ……っ…!」
ペロッ…
「―――――っ!!!」
七条さんがオレへの愛撫を再開し始めた。
どうやらオレはあくまでも皿らしい。
だからなるべく動かないようにし、声を殺す。
崩れたケーキはオレの茂みへと溜まりだし、七条さんはそこに顔をうずめ、ケーキを食べていく。
.