Let's party!!
□能ある鷹は羽目をはずす
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あれから暫く、佐助から質問攻めに合ったが適当に返しておいた。
「なんで仲いいの!?」
「あの信長公が!?」
「てか籐夜仕事さぼって何してんのさ!」
「そんな子に育てた覚えはありません!」
・・・佐助の顔が面白いくらい崩れてた。
(啓ちゃんにも見せたかったな・・・。)
そんなことを思いつつも、とりあえず許可が降りたので現在尾張に向かっている。
でもその前にある人物に会っていこうと思う。
「うーむ、・・・うん?」
なにやら人だかり。
というか戦のようだ。
「ほぉー、ここって長いのが居るところだったよねー。」
長いの。それは織田信長の議弟、浅井長政のことだ。
「うぅーん、でもちょっと離れてるし・・・どこと戦って・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」
うん、これは私の見間違いだと思う。
いくら私がいつもはっちゃけているからとはいえ・・・
「・・・白塗り軍団?」
そう、顔に白粉を塗りたくったおじゃおじゃ言ってる武士達が居るのだ。
「これは・・・、この前の今川軍?」
そう、以前長いのの縁結びの際訪れてきた空気を読まない軍だ。
縁結びって何かってか?結婚だよ。
信っちの妹のお市さんと結婚するときの式にこの白塗りはやってきたのだ。
「・・・なんでまた?」
そう、そのときこの白塗り共は長いのにギッタンギッタンにされたはずだ。
何故懲りずに・・・?
「うーん、ちょっと覗いてみますかー。」
忍びとして少し気になる。敵情視察という奴だ。まぁ、通りすがりなんだけど。