Let's party!!

□第六 不穏な雲きたる
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敵陣の半分あたりでやっと先頭に追いついた。っと会う前に表情を戻しとかないと。


「Hey,ずいぶんと遅かったじゃねぇか、遊んでたのか?」

六爪を軽く振って刀についた血を飛ばしてくる政宗様。すごく迷惑だ。


「血を飛ばさないで下さい。

お二人が大ざっぱに暴れられたので後ろが大変だったんですよ。こっちの身にもなってください。」


この血だらけの服装を見て遊んでただなんて!刀をぶんぶんとふって抗議する。


「楽しかったら作戦は無しでいいって言ったのは霧だぜ?

それにお前も暴れられて楽しかっただろ……って、刀振り回すな!血を飛ばすな!」

「霧…お前な……;」


あ、ばれた。
ついでに小十郎さんにも溜息つかれた。
味方も苦笑いだ。





ぎゃーぎゃー言い争っていると、伝令が走ってきて片膝を地面につき頭をさげた。

「報告します!敵軍の援軍が後方より迫っております。その数およそ五十!」


「援軍か…。このままいれば挟み撃ちにされちまうな。」

数は少ないといえど、挟み撃ちという布陣がこちらに不利なのには変わりない。その後に何か仕掛けてくる可能性だってある。



「…めんどくせぇ!!strategicは霧にまかせた!!」

六爪を振るうと『Ya-ha!』なんていいながら再び敵に切り込んでいってしまった方が一人。





「「政宗様ーーー!!」」

なんであの方はこうも自由なんだ!

小十郎さんも政宗様の後を追っていってしまった。

この軍に参謀なんていらない!みんな作戦無視するから!


「あーもう!!

騎馬隊と足軽部隊は二人を追いかけて援護!

鉄砲部隊と足軽部隊の一部隊は私とここに残って敵の援軍を迎え撃つ!

わかったら行動!!

急いで!!」



急いで布陣をしかなければ!
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