俺の上司様

□俺の上司様。第五話
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「アス、」

「キラ」

「え?――うわっ!」


その熱い瞳と声にドキッとしたのも束の間、突然の浮遊感に襲われる。


「今日はキラにプレゼントを届けに来たんだ。――たくさんね?」


プレゼント?と首を傾げるキラの仕草にクスッと小さく笑みを漏らしたアスランは、キラを横抱きにしたまま執務室の奥に続く仮眠室へと向かう。

その意味に気付いたキラは一気に赤面。


それがまたアスランを煽っているなんてキラは知らない。


「ばか///」

「はいはい」




その日、キラは温かい夢をみた。
とても温かい、幸せな夢。
それはきっと。


――君がいてくれたから。


君と一緒に過ごす時間が、最高のプレゼントなんだ。


雪が降る夜でも、心まで温かいと感じるから。




END
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