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□フラストレーション
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「キラ、嫌がらせか?」
「やだなぁ、アスラン。仕方ない親友を正すために一肌脱いだだけだよ」
まったく、手が掛かるんだからとベッドに腰掛けたキラは大袈裟に振る舞ってみせた。
キラの言葉に顔を引きつらせたアスラン。我慢ならないとベッドに近付いていく。
「つまりは嫌がらせ、なんだな?俺の気持ちを無視した」
「はい?」
「毎回毎回、飽きもせず邪魔してお前は何がしたいんだ?」
「だから、君の素行を……」
「大体、俺の努力をなんだと思ってるんだ?」
「ちょっと、人の話を聞きなよ」
「だったら、もう俺が俺の気持ちを見ないふりする必要ないよな」
「アスランの気持ち?」
「そう、俺の気持ち」
やっと話が噛み合ったと思ったら、キラはアスランに押し倒されていた。
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