short

□左耳に声
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そして、只今も絶賛実施中。

ソファーでお昼寝して風邪引いたらどうするんだ?というのがお仕置きの理由らしいが。


「キラ…」
「んっ…」

好きだよ、キラ。
愛してる。
好き、好きだ…

キラ。

こんな風に名前を呼ばれるたびに、背筋に駆け上がる甘い感覚。
僕だけこんな……
悔しい。
寂しい。

嬉しい。

だから。
アスランの理論からすると僕にも仕返しは可能なはずだ。
抱き合って、僕の左の耳元で囁くアスランの左耳に僕は囁いた。


「アスラン」


ビクリと彼も揺れた。

楽しい。
嬉しい。


「アスラン、アスラン、アスラン……」



何度でも呼ぼう。

もう二度と離れないために。



――忘れないために。




end.

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