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□alive
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執務室に着くと、シンが予想してた通り、藍色の髪の元・上司が客用のソファーに腰を掛けて窓の外を眺めていた。
「おはよう、アスラン」
キラも分かっていたのか、驚く様子もなく挨拶を交わす。
「あ。俺、朝一番に整備の方へ顔出すように言われてたんで行きますね!」
「え?」
入り口でわざとらしく声を上げて出ていったシン。
キラとアスランは顔を見合わせて首を傾げた。
「アスラン、シンがアスランの顔見て出ていっちゃったよ?」
「俺のせいか?キラだって日頃シンで遊びすぎてるんじゃないか?」
「そんなわけないでしょ?」
「だよな?もし、そうだったら浮気したってことでお仕置き決定だけどな」
冗談を言い合いながら、キラはソファーに腰を掛けているアスランに近づいていく。
すると、アスランは傍に来たキラの腰に手を伸ばして。
キラもその手に引かれるように、アスランの膝を跨ぐ形でソファーの上に膝立ちになり、彼に抱きついた。
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