short

□alive
3ページ/4ページ





◇◆◇




執務室に着くと、シンが予想してた通り、藍色の髪の元・上司が客用のソファーに腰を掛けて窓の外を眺めていた。


「おはよう、アスラン」


キラも分かっていたのか、驚く様子もなく挨拶を交わす。


「あ。俺、朝一番に整備の方へ顔出すように言われてたんで行きますね!」

「え?」


入り口でわざとらしく声を上げて出ていったシン。
キラとアスランは顔を見合わせて首を傾げた。


「アスラン、シンがアスランの顔見て出ていっちゃったよ?」

「俺のせいか?キラだって日頃シンで遊びすぎてるんじゃないか?」

「そんなわけないでしょ?」

「だよな?もし、そうだったら浮気したってことでお仕置き決定だけどな」


冗談を言い合いながら、キラはソファーに腰を掛けているアスランに近づいていく。
すると、アスランは傍に来たキラの腰に手を伸ばして。
キラもその手に引かれるように、アスランの膝を跨ぐ形でソファーの上に膝立ちになり、彼に抱きついた。


.

次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ