小説

□第一章
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 空模様は鈍く、日差しが柔らかい、夏が終わり秋の空気が気持ち良い
学校が終わり、校舎の中で少し遊んだあと、翼は俊介と共に帰り道をともにしていた

翼「空気がおいしいよなー秋は大好きだよ、俊介は四季の中でどの季節が好きなんだ?」 
 呆れた顔で俊介は答えた
俊介「何回も同じ事聞くなよな、、、俺も秋が好きだってば!」
 呆れた感じの俊介に対して何の動揺もなく

翼「変わることだってあるじゃんか、そんな事より、ちょうどいい天気だからあの山に今日こそいってみようぜ!」
 元気に右手に山を差して喜んでいる

 翼の指指す方向には、地元の人が滅多に入らない山がある、
その山は紅葉仕切っていない様々な木々が生い茂り、
山の下には古ぼけた空き家が一軒だけあった、

俊介「うん、いいよ、その代わり余り深くまで行かないにしようよ、遅く帰ると親に怒られちゃうからね」 軽く俊介は言った

翼「よし、決まりだ」
 そういって翼は足を早めた・・・
 
ややあって二人は目的地に着き、遠くで見てはわからない雰囲気に興奮していた、

遠くから見たらわからなかったが近くで空き家を見てみると、横の壁から木が二本出ていた、その木は一本なのかわからないが同じような木だった

翼「なんだこれ、家のなかから木が生えてる、珍しいな」
 珍しそうに見て言った

俊介「すごいよねー」
 同じく珍しげに見て言った

翼「どうなってるのかみてみようぜ」 
 翼は、好奇心がおさえきれず、あたりを探り初め

 ややあって家の下の軒の方に大きな隙間を見つけ、その隙間を覗いて見た

翼「なんだこれ、根っこ?木みたいな根っこが絡み合ってる?」
 翼は少し身震いした

俊介「凄いけど気持ち悪いよね」
 俊介は気味悪く感じていた

 その隙間からは木の根が蛇の様に絡み合って今にも動き出しそうだった、

 その木の根から想像すると、家のなかは荒れ放題だろう

翼「ここはもういいから山の中にちょっと入ってみようぜ」
 翼は山のなかの事で頭がいっぱいになって歩を進めた

俊介「うん」
 一言いって俊介は見えなくなった翼を追うようにして山の中に入って行く・・・
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