リボーン小説

□ツンデレはつらいよ
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・・・わお。
なんで僕がこんな草食動物たちが群れまくってる箱(教室)の前にいるんだろう?

今日はじっとしてる気分じゃなくて少し散歩してただけだったのに・・・


「アハハ!でさー」
「うん、それから・・・」


なんてうるさいクラスだろう。
全員咬み殺してやろうか?
ったく誰が担任なんだろう、後で文句・・・って、ここ、2−A!!

・・・山本のクラス。


・・・ハッ!!
何を考えてるんだ僕は!!
なんでこの僕がわざわざ群れの中に入っていかなきゃならないんだよ!!
たしかに、前山本が・・・


『なぁヒバリー』
『何?』
『ヒバリって俺に会えなくて寂しいとかってない?』
『ない』
『ヒデー!!一瞬も躊躇なし!?』
『突然なんなの?』
『いや、いつも俺から会いに来てばっかで全然ヒバリから会いに来てくれないし』
『・・・』
『俺が応接室来れなくなったら全然会えねーじゃん』
『来ていいって許可出してるだけでもかなりすごいと思うけど』
『でもなぁ〜、たまにヒバリから会いに来てくれたりすると発狂するくらい嬉しいんだけど・・・』
『発狂されると困るからヤダ』
『ヒデー』


・・・とか言ってたけど。
ってわお!!だからなんで僕は弁当まで持ってるのさ!!
ここで食べる気なの?僕!?
無理!出来ない!!
だいたいすぐ調子に乗る山本にこんなこと言えるわけ・・・


「じゃ、俺応接室行ってくるな!!」
「いってらっしゃい山本」
「また青あざ増やしてくるなよ」


ガラリ
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