BASARA 短編集

□とある暑い日の小さな物語
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 「あっつい…」

 『あつい……』


 そう呟いてから
 2・3秒後、俺は
 その言葉を彼女
 と同時に呟いて
 いたことに気づ
 いて、小さく笑
 った。



 そしたら俺の後
 ろでずっと呆け
 ていた彼女も、
 笑う。



 『暑いね』


 彼女はそう呟い
 てからまた笑っ
 て。



 カーペットの敷
 かれていないフ
 ローリングの床
 は冷たくて、折
 り曲げていた膝
 を伸ばした。




 そして俺もまた、
 「暑いね」
 と彼女に笑う。



 床に座る彼女の
 背に、頭を預け
 た。























普段やらないことをやってみた第2弾

まさかのヒロインだけでなく佐助まで名前が出てこないという事態。

すんません。今度はもうちょっとマトモなもの書きます。

えぇ。そりゃあもう暑いの一心で書きましたよ。



こんなのを読んで下さった皆さん、有難う御座いました。

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