最後のネタばらし

□最後のネタばらし
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結局完結できなかったポップン長編「Sorrow Symphony」の結末を晒すページです。
更新復活を楽しみにしていて下さった方々、本当に申し訳ありません。
更新停止の理由は、とにかく設定や登場キャラを複雑にしすぎて管理人自身も話の内容が分からなくなってしまったのが原因です。
今後作品製作を続けていく上で、こういった煮詰まりは控えないといけないと思い知らされました(汗

もう何人の方がこのサイトに足を運んで下さっているのか分かりませんが……この小説、実は最後の結末まで構成は練ってあったので、最後にすべてネタばらしをします。
少々ハショってますが、めちゃくちゃ長いです(汗






◇魔王『MZD』の失脚

反乱組織のスパイ、OJつよしが全国中継で『MZD』の真の目的(人間を抹消して新たな世界を作ること)と、ミミニャミやユーリを監禁していた事実を全世界に流したことにより、『MZD』を信仰していた者たちが怒り狂う。
『MZD』が世界から敵と見なされ、うろたえていたところを反乱組織が突撃します。


◇反乱組織VS魔王派

あのあと城に突撃した彼らは兵士たちをばったばったとなぎ倒していくのですが、途中で紫、ヴィルヘルムに遭遇します。

・紫VS六
実は剣術使いだった紫姐さん。魔王の恐ろしさを身近で感じていた彼女は、六を死なせまいとして彼を力づくで止めようとします。
一瞬の隙で躊躇してしまった六は紫の剣で斬られるが、それでも魔王のもとへ行こうと地面を這う彼の姿に、紫も戦意喪失して涙を流す。
……その一瞬の隙に、紫はケリーによって背中を斬られるのだが。

・ジャックVSヴィルヘルム
数年前、まだ幼かったジャックを拾い立派な暗殺人に育て上げたヴィルヘルム。
しかし、成長したジャックはヴィルヘルムに危険な思考と戦闘能力を恐れ、自らの呪縛魔法でヴィルヘルムの魔力を封じてしまいます。
その恨みを晴らすため、ヴィルヘルムは逃亡したジャックをこの数年間探していました。再会した二人は当然のごとく戦闘状態に入り、ジャックは全身骨折、ヴィルヘルムはジャックの最後の魔力によって動きを完全に封じられ、相打ち。
一京と鹿の子が紫とジャックを保護。


◇ミミニャミ、ユーリの救出

タイマーはミミニャミを、アッシュとスマイルはユーリのもとへ向かい、双方無事に救出される。
そこでケリーがユーリたちのもとに現れ攻撃してくるが、アゲハが三人を庇ったことによって危機を免れます。
取っ組み合いの末アゲハはケリーと共に城の外へ転落。極卒君によって助けられる。


◇つよし

本当に『MZD』を慕っていたDJと、反乱組織に協力していたOJ。DJはOJを裏切り者と見なし失望するが、OJの必死の説得によりDJは目を覚まします。
元々は二重人格だったつよしだが、人格同士の相反した意思がお互いを嫌悪し合い、人格が分かれてしまったという。再びつよしは一つに戻る。


◇ミラクル4

正直もっとも不幸な目に遭っているメンツですが、全員生きてます。
仲間を攻撃されキレたツーストは暴れ出しますが、意識のあったフォースが彼の足を掴んだことによって我に返ります。
兵士集団のリーダーの少女は、スミレです。真の悪者になるために魔王側についたのはいいが、下っ端扱いだったのには納得していなかった様子。
スミレに関しては何も考えずに出したので、唯一結末を決めていなかったキャラでした。ごめんスミレ。
ウーノたちはそのまま病院に搬送。彼らが目覚めるまでツーストはずっと付き添っていました。魔王騒動でパニック状態に陥っているテレビを見つめながら。


◇サイバーとマコト

リサに連れられ、城に乗り込んだサイバーはマコトと再会。
それから二人は対立しますが……すみません中略します。当初考えていた対立シーンはあまりにも酷い内容だったのでボツにしました。
まぁ色々あって(汗)、マコトは「金よりも大事なものが俺にはあったんだ」と涙を流し、家へ帰る決意をします。


◇ハヤト

たまたま学校へ遅刻して来たちなつと出会い、彼女に今までの悩みをすべてぶつけるハヤト。優しく受け止めてくれたちなつに感謝の気持ちをぎこちなく伝え、彼女のためにも一人城へ向かった。
しかし彼が城を訪れた頃には、城は既に半壊状態だった……。



◇ローズマリー

最初は魔王の魂の入れ物として育てられていた彼女ですが、現在魔王はMZDの身体を手に入れてしまったのでもう用済みでした。
しかし住民たちから信頼感を失ってしまった魔王は、今度は彼女に成り代わろうと企みます。
そこで城内へ侵入したペロとローズマリーを追いかけ回す魔王を発見した六。しかし既に限界を衰弱し切っていた六は、魔王に頭を踏みつけられ気絶。
そこで六は呟きます。「神……お前のステージは、まだ始まらないのか?」


◇MZDの復活

実は六の非難によってついに精神的にガタがきた魔王。その隙を待ってましたと言わんばかりにMZDが魔王の魂を乗っ取り、復活。
しかしこれで終わりたくない魔王は、最後の力を振り絞り世界の半分を破滅させようととんでもなく膨大な魔力を発動。「俺は本物の神になるんだ!! お前だけ好き勝手させやしねぇ!!」

・つよしと同様、MZDと魔王も最初は一つの人格で(1Pと2P)、魔王の方が主人格でした。しかしお互いの意思が分裂し、大喧嘩の結果が千年前の世界滅亡。
力のあったMZDがもう一人の『MZD』を押さえ込み、亜空間に封印していましたが、千年経って復活。
今回MZDが魔王を抑えられなかったのは、『どっちもMZD』だったから。実は千年前もかなりギリギリだったらしい。今回は千年の時を経て力を蓄えていた魔王の方が力は上だった。


◇結局、

「神様になりたかった」世界中の住民に慕われるMZDに成り代わりたかった、それが魔王の真の目的です。
自分も同じMZDなのにどうして俺だけこんな目に遭わなければならないのだと。その腹いせに身勝手な政治を行っていたわけです。今思うと、お子様ですねww←
「俺たちもまた一つになろう。そしてポッパーたちの結末を一緒に見届けよう」色んな葛藤を解消し、解放された魔王を、MZDはもう一度自分の中に受け入れました。
今度は、二人で世界を見守るために。


◇エピローグ

事件に関わったポッパーたち以外の人たちの記憶はMZDが消してしまいました。
ついでに六や紫、ジャックなどの重症患者の傷も特別に治療。半壊した城も消滅させた。
まるで長い悪夢でも見ていたような、でも本当にあった悲劇は、跡形もなくなくなって、いつも通りの生活が流れた。

・ケリーやヴィルヘルムなど魔王側にいた者たちは、行方が知れていない。気持ちが落ち着いたらまたパーティに呼ぼう、とMZDは笑って言います。

・ミミニャミはMZDと普段通り仲良くしています。「あのもう一人のMZDはね、可哀想だったけど」「結果的に改心して救われたんなら、それでいいじゃない?」

・極卒君は最後まで何を考えているか分からなかった。これは最初から決めていました(笑
「全部、ただの興味本位でやったことだよ〜ひょひょひょひょ!」

・反乱組織は解散、でも付き合いはある

・ミラ4は怪我も治って芸能活動再開。余談だが、彼らが情報屋をしていたのは財産がすべて魔王に取られてしまったため。住民たちにばらまいていた一万円札は実はミラ4の稼いだ全財産だった。

・ペロとローズマリーは将来の約束を果たし、後に17で再会



その他に抜け落ちてるところあるかな……とりあえずこんなところでした。
完結できなかったのは残念でしたが、この小説を通して色んなことを学びました。本当に色々。
もし宜しければ、誰かこれの番外編でも書いてくれたら嬉(ry

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