旧書庫

□心から、願う
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日常に潜む些細な幸せを教えてくれたのは他でもない愛しい君だから



珍しく任務の無い朝。俺は、教団の自分の部屋でのんびり読書をしていた。
(せっかくの休日さ。もう少しゆっくりしたら、アレンのトコでも行こうかな)
そこへ

―コンコン―

控えめなノックと共に真っ白なあの子が入ってきた。
「ラビ、今暇ですか?」
俺は読んでいた本を横に置いて笑顔で答えた。
「んー暇だよ。
そうだ、アレン。デートでもする?」
そうやってからかえば素直な君は顔を真っ赤にさせて怒る。
案の定…
「な、なに言ってるんですか。そんなわけ…」

うんうん、何時も通り。
この後アレンに怒られて終わりって感じかね?

「…なくもないですけど…」


(え?!)
そう思っていたら今までに無い展開に進んでいった。
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