03/29の日記

00:04
地震に関して[2]
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今日まで自分があまりにも情けなくて言えなかった事、やっぱり言わなくちゃ!!

私にこんなこと言う資格が有るのか無いのか…なんて、そんな事考えてる事自体が本当に情けないから…。

とにかく、今の想いを正直に書いてみます。

まず、「こんな時に何の力にもなれない…」と、もどかしい思いをされている方々へ。
もどかしく感じるのは、何か自分に出来ないか、真剣に考えたという証し。
結果的には出来る事が何も見つからなくても、そうやって真剣に考える事が出来る、それ自体が素晴らしい「力」だと思います。
それぞれ置かれた状況は違うから、出せる力も人それぞれだし、どんな力を必要とするかだって…きっと人それぞれ。
だから、自分で「無力だ」と決めつけない限りは、本当に無力な人間なんていないと思う。
「力になれない」なんて実は気のせいで、あなたの「力」も絶対に誰かが必要としてるはずなんです。
私も、出来る事は少ない方ですけど、決して「無力だ」なんて自分で決めつけないで、誰かの力に少しでもなろうと思います。

次に、社会人の方々へ。
今は何のお仕事をされていても大変な状況だとは思いますが、長期戦なので、お体も大切にしながら頑張ってください。
私も、なるべく早く社会復帰出来るように頑張ります。

そして、すべてを失くされた方々へ。
残されたものが命しかなくても、それはかけがえのないもの…私はとても愛おしく想っています。
「生きてさえいれば何とかなる」なんて言葉、私なんかが軽々しくは言えない。
だけど私は、「それは生きている人間には、何とかする力があるから」だと、そう信じています。
今ある命は、これからもきっとあなたを生かしてくれるはずです。
自分の命を信じて、苦しみをどうにか乗り越えていってください。
「一緒に乗り越えましょう」とはとても言えませんが…
私も、自分に出来る最大限の後方支援を送ります。

最後に…

自然の猛威に命を奪われた方、

瓦礫の重みで身動き一つ取れないまま、孤独のうちに死を遂げた方、

厳しい環境の避難生活で、弱っていく体をどうする事も出来ずに最期を迎えてしまった方、

亡くなったすべての方々へ…。

正直、あなたの苦痛を想像するのが、私は怖かった。
だけど…
どんなに想像しても決して分からない、それほどの苦痛だったのだと気付いた時、私はその苦痛を、出来る限り想像してみました。
そして、想像し得る苦痛ならば大した事ではないはず、そう考えて、これからは強く生きていける気がします。
想像を超えた苦痛を味わったあなた、あなたがこの世にいた事…忘れたくない。
だから、これから生きていくと苦しい時もあるだろうけど、その度に思い出します。
そして、「その苦しみは大した事じゃないだろ?」って自分に言い聞かせます。

絶対に…忘れない…。

亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

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00:03
地震に関して[1]
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皆様、お久しぶりです。
何からお話すればいいか分かりませんが…

私は埼玉に住んでおりまして、地震で直接の被害は無かった事をまずご報告いたします。

そして、更新が止まっていたために余計な心配をかけてしまった事、申し訳なく思っています。

昨日、どうしても書きたくなり、小説を少し書き進めました。(※まだupはしてません)

すると、トップページの「最終更新日」が更新されるんですが…

なんと、すかさずチェックしてコメントをくださった方がいました。

無事で嬉しかった、と。

私はその反応の早さに驚き、そして…涙が溢れました。

本当に、あなた様も無事でよかった!!

私は、4万アクセスもいただいているサイトの運営者でありながら何をしているんだろうと…とても情けない気持ちです。

なぜ、これまで何のコメントも出さなかったんでしょうか。

それは…恥ずかしかったから。

そんな理由なんです。

こんな時に、まことちっぽけで自分本位な感情に振り回されている自分に、本当に腹が立ちます。

地震の日、私はなぜか自宅にいました。…平日なのに。

実は、地震発生の2時間前、私は会社を辞めていたんです。

本来なら東京の一時立ち寄り所で明かすはずの夜を、私は自宅で、ろうそくの明かりの中、両親と共に過ごしました。

日頃から、地震を何よりも恐れている両親…。

「○○(←私の名前)が家にいてくれてよかった…」

そう、両親に心配をかけなかった事、それだけが救いです。

そして、「あなたは運だけは強いね…」って、嬉しそうな、そして哀しそうな顔で言われました。

確かに…運を取り上げられたら、私には何も残らないのかもしれない。

会社でも期待を裏切り続ける日々でした。

それでも地震の前日までは、私はベストを尽くした!!

これだけは、断言出来る。

毎日のようにクビという言葉を聞かされながら、歯を食いしばり、必死で走り続けて…

なぜか、あの日…

足が止まった。

休みの連絡をするつもりが、上司の「この仕事は向き不向きがはっきりしてるから…」という言葉の意味があまりにも痛くて…

喰らい付くにはもう…力があまりにも足りなくて…。

私は運がいいわけでも、予知能力があるわけでもない。

何もあんな日に、自分の限界を迎えなくても…

罪悪感が拭えません。

これまたちっぽけで、自分本位な感情に過ぎませんが…

家族、友達、ご近所さんの次に、会社のことを考えました。

私はどうして今、家になんかいるんだろう。

みんな大丈夫だろうか。

会社のサイトを覗けば、地震後の対応に追われている事が見て取れた。

宮城が地元だと言っていた同僚のことを想うと、心配でしょうがなかった。

そして、そんな事をもう考える立場でもない、もう関係者でも何でもない…

それがとても哀しいです。

こんな時に自分の事ばかり書き散らしてる事も、本当に申し訳ありません。

地震の日、自分だけ無事に家にいて、今も無職で、個人的には心境は複雑ですが、「自分には何も出来ない…」なんて事を言ってもいられないので、少しの募金と服の寄付、献血(今は出来ないので健康な血の維持)、節電生活など、自分に出来る事を心がけています。

何より元気を出す事!本当にそれ、心がけようと思います。

被災された方々は、本当に辛い状況の中、それでも力強く生きている…。

散々後ろ向きな事を書いてしまいましたが、もう立ち直らなくちゃいけないな、って心から思います。→【[2]へ続きます】

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