POKEMON'S DREAM
□エピローグ
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RRRR…
「もしもし…、アタシよ。ブルーよ。ホホ。元気元気」
ブルーが"誰か"に電話している。
「ところで…。早速用件なんだけど。ウン。
確かに、あんたの情報通り、ワタルは大きな鳥ポケモンを操ろうとしていたわ。…でもね、あれがアタシを攫った鳥かどうかまでは…、ちょっと分からなかったわ。
そして、鳥は"ジョウト"の方へ消えて行った。引き続き調査をお願いしたいの。
頼むわね、…シルバー!!」
≪了解だよ≫
ピンポーン
「あら。調度いい時に。はあーい」
ブルーは玄関に行き、扉を開けた。
『こんにちは』
「クリア!いらっしゃい、上がって!」
ブルーはクリアを家の中にあげる。
それから、彼女は紅茶をいれ、テーブルに出す。
「はい、どうぞ」
『ありがとう』
「…で?話って何?」
『…あのさ、ブルーってジョウト地方のこと知ってる?』
「!? ゴホッ…」
『わあ!?大丈夫?』
「ええ…(さっきの電話といい、何でこうも…)
でも、急にどうして?ジョウトなら、博士もくわしいんじゃない?」
『博士は、数か所しかまだ行ったことないんだって。…ワタル兄さんが操ろうとしていた鳥、ジョウト地方の方に飛んで行ったって前にブルーが言ってたから…。だから何か知っているのかなって…』
「成程。で?クリアはジョウトのことを知ってどうするの?」
『…私、その地方に行ってみようと思うの』
「!」
『その鳥のことを知りたいってのもあるけど…その地方に、治療方法があるかもしれないでしょう?それを調べに行くの』
クリアは無意識のうちに、"手首"をさすっている。
「…そうね。##AME1##、それにレッドとお父様の治療法は、カントーでは見つからなかったものね」
『うん…。だから、その地方に賭けてみようと思って(笑)』
「クリア…。
ふ、分かったわ。ジョウトについての詳しい情報、アンタに分けてあげる♪」
『! ブルー!!』
「但し!アンタはレッド達ほどじゃないといえ、しびれの症状は出ているのよ。無理はしないこと!いい?」
『うん!』
「よろしい(笑)
じゃ、こっち来て」
fin