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□ロマンチックラブリーモード
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甘い甘い砂糖のように。
僕達は甘い甘い恋をする。




ロマンチックラブリーモード


「毎日寒いな。」

「寒いですね。」

火神君と僕は帰路を歩いていた
冷たい風が僕の間を吹き抜けて僕は自然に首に巻いたマフラーに首を埋める。

「黒子、俺の家来るか?明日久し振りに部活ねぇだろ?」

「迷惑じゃないですか?」

「家誰もいねぇし、飯作ってくれよ。」

上を見上げると笑顔の笑顔の火神君がいた。
僕は寒くて冷たかった顔が、一気熱を持つ。


カッコよすぎるのも問題です。

「黒子?俺の顔、なんかついてるか?」

「!?、いいえ、じゃぁ……お言葉に甘えて。」


その言葉と一緒に、火神君が僕の手を握った。

「じゃぁ、行くか」

「はい。」

こっそり指を絡めると、そこからまた熱が生まれた。




「ぷはー、うまかった!」

「ふふっ、普通ですよ、カレーなんてみんな同じです」

ある材料でカレーを作り、二人でおいしくいただいた。
火神君の食べ方はとてもおいしく食べてくれるので顔には出さないが内心凄く嬉しかった。

「お風呂どうすっかなー」

「火神君に悪いので火神君の後に入ります。」

「んー、一緒に入ろうぜ?」

その言葉と火神君の顔の効果でまた顔が暑くなる。
一人でアタフタしていると
突然、体が宙に浮いた。

「ふぇ!?」

「ぷっ!あんまり可愛い声出すなよ、これでも我慢してんだぜ?エプロン姿で台所に立ってるお前とかすっげぇクる。」

「っ!!」

低い甘い声で、そんな事囁かないで欲しい。

「黒子?」

我慢出来ないのは僕の方です。


かっこいい火神君の顔を見詰めて、小さく呟いた。

「…ご飯つくった…ご褒美の…チューしてください。」

「!?」

しばらく火神君は固まっていると、すぐに僕を抱え直し、顔中にキスを落とす。


「本当、可愛すぎ!」

「んぅ!」

熱い唇が僕の唇に触れる。
何度も啄むように唇を重ねて、緩くなった唇の隙間から熱を持った舌が滑り込んで来た。

「ふ…ぅ…あん…っ!」

水音をいやらしく響かせ、舌と舌が絡まる。
どちらのかわからない唾液が口から零れた。
その隙間から甘い声が響く。

「んぅ…あっ…あぁ…かがっ!」

名前を呼ぶと、火神君は唇を離した。
色気を持った火神君はいつもの数倍カッコイイ。

「ご褒美は満足できたか?テツヤ」

「…腰砕けちゃいました、大我」

二人でフフッと笑い合い、また深く深くキスをした。

砂糖も何もかも溶かしてしまう僕らの愛。
今日も明日もロマンチックに夢を見る。


end
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