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□キラキラ
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ハイジさんはカッコイイ。
寛政内でもモテモテだ。
そんな彼の笑顔はキラキラしてる
キラキラ
「ハイジさん、」
「どうした?走」
夜、みんながジョータ、ジョージの部屋で麻雀をやっている中
俺はハイジさんの部屋にいた。
「……そっち行ってもいいですか?」
「いいよ、おいで走」
俺はドアからハイジさんの所まで歩き、ハイジさんの前で座った。
「走、どうしたんだい?なんだか元気ないね?」
「ハイジさんは、モテるんですね」
「は?」
不安と尊敬が入り混じった感情
それは、今日の昼に遡る。
ハイジさんは文学部、俺は社会学部。
学部が違うから、滅多に会うことはないんだけど、今日は食堂で会うことが出来た。
会う、というより、見る、だけど。
ジョージと一緒に食堂のオリジナルメニューを食べようと食堂に来てみると、女の子がいっぱい固まっていて、その中心にハイジさんがいた。
「清瀬くぅん、ここの単位とったぁ?」
「ああ、一応ね、」
「ねぇねぇ、清瀬君が住んでるアパートの人達と一緒に最近大会出てるんでしょ?凄いね!」
「そう?みんな頑張ってるからだよ」
女の甘い声とハイジさんの澄んだ声。
女と男の間みたいな中途半端な声の自分とは大違いな可愛い声
なんか、自分と一緒にいるより楽しそう。
「ジョージ、悪い、お腹空いてないから」
「えっ!?ちょっ、カケル?」
俺はその場から逃げ出して今に至る。
「つまり、ヤキモチかな?」
俺はハイジさんの足の上に乗り
ぎゅぅと抱き着いている。
「だって、俺よりハイジさんの隣に居てもおかしくないような人、いっぱい………ん」
話の途中で唇が塞がれる。
いやらしい水音が響く。
ハイジさんの舌が俺の中を暴いていく。
「ぁ……んん、ふぁ」
「走、可愛い」
唇が離れると、名残惜しいように銀色の糸が二人を繋ぐ。
ハイジさんのキラキラした目が俺を見詰めた。
「女子と話していて、楽しくなんかないよ、あとね、俺はモテてるんじゃないよ」
「え?」
「あの子達、君狙いなんだよ走俺から君の情報入手しようとしていてね、欝陶しいよ」
走は、俺のだからね。
それから俺達は二人で抱きしめあって、いっぱいキスをした。
end
おまけ