novel・2(バテリ)

□猫、拾いました(裏含み注意)
3ページ/14ページ

「なぁ〜豪ちゃーん・・・・」
「なんじゃ、いきなり」

放課後、部活に行こうとしてたら吉貞に呼ばれた。なんか怪しそうな笑顔で。

「なんで今日は遅刻したんじゃ?珍しいじゃないのー?」
「猫を拾ったんじゃよ、黒猫を」
「へぇー。見に行っていい?」
「ダ・・・「なんの話しとるん?」

ガラガラとドアを開けてサワとヒガシが入ってきた。

「おー、なんか豪が黒猫を拾ったみたいでなー。それを見に行きたいという話をしとるんじゃよ」

楽しそうに言う吉貞の話にサワとヒガシもノリノリで答える。

「「へー!俺らも行っていいか!?」」

三人同時に言われてさすがにダメと言える豪じゃなく、渋々首を下げて折れた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ