novel・2(バテリ)
□猫、拾いました(裏含み注意)
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「なぁ〜豪ちゃーん・・・・」
「なんじゃ、いきなり」
放課後、部活に行こうとしてたら吉貞に呼ばれた。なんか怪しそうな笑顔で。
「なんで今日は遅刻したんじゃ?珍しいじゃないのー?」
「猫を拾ったんじゃよ、黒猫を」
「へぇー。見に行っていい?」
「ダ・・・「なんの話しとるん?」
ガラガラとドアを開けてサワとヒガシが入ってきた。
「おー、なんか豪が黒猫を拾ったみたいでなー。それを見に行きたいという話をしとるんじゃよ」
楽しそうに言う吉貞の話にサワとヒガシもノリノリで答える。
「「へー!俺らも行っていいか!?」」
三人同時に言われてさすがにダメと言える豪じゃなく、渋々首を下げて折れた。