novel・1(おお振り)
□嵐の夜に(※裏含み注意)
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「おじゃましまーすッ♪」
田島は元気に三橋の家の玄関をくぐった。その大声を聞いて、二階からそわそわと三橋が出てきた。
「た、田島くん・・・・い、いらっしゃい・・・・」
「おぅ!今日は二人っきりだからな。いっぱい遊ぼうぜ!!」
「う、うんッ!」
ちなみに、なぜ二人っきりかと言うと、三橋の両親は埼玉の方へ一時帰省しており、もう三橋も高校生になったため、お留守番をすることになり、仲のいい田島に話たところ、急遽泊まりに来ることになったのであった。
「あ・・・・た、田島くん。ご、ご飯どうするの?カレーあるけど・・・・?」
「まず風呂はいろー?んで、メシ食ってから部屋で遊ぼーぜ!」
そう言って、田島は三橋を連れて風呂場に向かった。
(早く入んなきゃな。なんか台風来てるし)
そう思いながらさっさと服を脱いだ田島は着替えの遅い三橋をすぐさま脱がせて、浴槽につかった。