novel・2(バテリ)
□猫、拾いました(裏含み注意)
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「ん・・・・ふぁぁ・・・・」
目が覚めたら見覚えのない毛布。
あぁ、アイツ拾ってくれたんだ。
もうしばらくこのまま。
アイツの匂いの残る毛布にくるまれて・・・・
ふと、目が覚めて壁に掛けてあった時計をみると、夕方3時。
うん、寝すぎた。
そして腹へった。
テーブルに目をやるとサランラップに包まれた料理。上には貼り紙『お腹空いたら食べるんじゃぞ』
いや、料理冷めてるし。
俺は台所に向かって電子レンジで料理をチンした。
熱いな、食べれない。
猫だけに猫舌だし。
冷めるまで待とう。