memo

□addicted
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*注意*えろ含みます。ヘンタイ気味注意。↓









らしくない、とはこういうことを云うのだろう。
特に想い通わせている訳でもない。
ソイツを腹に乗せる際は、必ずその手元の置き場に気を削がれもするのだが。
同時にその後に施されるその手付きに、ほだされてしまうことも事実で。

これはまるで病み付きだ。


腹の上で白い肢体がユラユラと揺れる。
斜め上で少し俯き加減に腰を前後させるソイツを見上げながら、最後の紫煙を吐ききって布団横に置いた灰皿に手を伸ばし吸殻を押し付け火を消した。
目の前には単衣を両肩からはらりと落とし、廓街の女よろしく綺麗に波打つ腰付き。
脇腹の横で規則的に揺れるその白い太腿に両手を置き、なぞる様にそれぞれの指をじっとりと這わせていく。

ああコイツ何処でこんな業覚えやがったと、一瞬持っていかれそうになる熱をどうにか留め下腹と指先に力を籠めてやり過ごす。
腰紐を解かないままでくしゃくしゃになったソイツの単衣の袂を左右に別つと、その中心で斜め上にゆるりと聳り立つそれが顔を出した。

若さの象徴のようなその熱をゆっくりと握り込み、親指を裏筋沿いに這わせて上下に数回扱いてやる。
腹の上の主は微かに身を捩じらせて眉根を少し寄せると、ハァーと甘美を含んだ長い吐息を一つ吐き出した。


「・・・てめぇ、何処で覚えやがった。
巧くなったもんだ」

何となしに出たそんな言葉に、それまで一心に快楽のみを追っていたソイツはその長い睫毛をぱたと震わせその視界に俺を入れた。
少し小首を傾げ見下ろし様に一度ぐらりとこちらに揺さ振りをかけると、昂奮と陶酔の混濁した笑みを口許に漂わせその腰付きに拍車をかける。

「何処でって。
オモシれぇこと 云いやすね」

ぱさりぱさりと揺れる亜麻色の髪に、白い単衣から覗く膨らみの無い平らな胸。
それと同じく男にしてはやけに白い素肌が部屋の闇との境界を曖昧にさせ、その身体はまるで腹の上でぼやりと浮き立つ様だった。
そうやって熱い吐息を絶えずハぁハぁと吐き出し、官能的に昂ぶる容貌付きをソイツは惜しげも無く俺に晒してみせる。


『俺は、アンタに仕込まれた
ココでもイけるって、
アンタが教えたんでしょーが』


男根を全て呑み込ませ、卑猥な音をわざと立てさせて、前後への動きを何度も強いる。
こうしたのは紛れもない俺だった。
激しい律動で少々息が上がっている腹上の主は、それでも尚こちらを攻め立てるようにヌチャヌチャと淫猥な音を立てて前後した。

性感帯に当たるのか時折アァと悩ましげな喘ぎ声を聴かせながらも、その両手は腹の上から胸の上へ徐々に上がって行き、終いにはいつも決まって首元近くへと置かれていた。
そして律動を続けながら予告無しに首根を両手でやんわり包まれる。


「ワザワザ野郎の俺押さえ付けて、
ムリヤリ股、開かせて」

徐々に力を籠められる指先に、尚も激しくなる動きが重なり呼吸すらも苦しくなるのだが。
身体はその中での吐精を望んでは、まだだまだだと主張する。

「―ああ、そうだった」

ぎりぎりまで揺らされてその指先が首筋に喰い込む程キツク絞められ、最早視界が霞む寸前にその絶頂は訪れて一気にびゅくりと溢れ出す。
それと同時にソイツを腹の上からドンと勢い良く突き飛ばし押し退けると、その白い生き物は後ろ背に肘を突き上を仰ぐとさも可笑しげに「くハハ」と吐き捨てるように嗤ってみせた。

「――ヤだなぁアンタ、自分だけ」

これどーしてくれんでと腰紐をするりと解き、辛うじて素肌を覆っていた衣を全てその身体から脱ぎ捨てる。
そしてこちらに身体を向け股をゆっくりと開けると、擦れて赤く腫れた蕾から先程放った白濁をトロリと卑しげに垂れさせて中心で熱を帯びる自らをその指でクチと緩く上下に扱いてみせた。


『ほら・・・・、まだイってねぇ』


ソイツはぐらりとした眩暈を俺から必ず引き起こす。

脳の裏にまで突き刺さるような刺激が吐精後の倦怠も忘れさせ、おこりが付いたかの如く這いつくばってはソイツの足元へと近付くと。
そこからはまるで壊れ物を扱うかのように両手で恭しくその足先を掴みあげ、そして舌を出してはその指先をねっとりと口に含ませた。

くちゅくちゅと五本の足の指を全て舐め終えると、次は踝から脹脛を伝い太腿の付け根辺りまで噛み付くように舐め上げる。
その白い感触を何度も何度もこの舌で確かめた。

「・・・総 悟、・・・・総悟」

無意識に名を連呼する声が部屋に響きわたり、ゆるゆると自慰を繰り返す白い手を退かせて綺麗に聳り立つその中心を根元から上へ舐めあげ咥内へすっぽりと包み込む。
そして舌を使い、始めはゆっくりそして徐々に荒々しくしゃぶり付いた。

アあぁと一度高く呻いてソイツは腰を捩じらせ引き寄せるように頭部を押え付けると、後はまるで母親がするかのように優しく優しく髪を梳き撫ぜ始めるのだ。
そんな行為に何度目かの既視感を憶えながら、首筋に爪の痕を付けたままこの俺は尚も同じようにその感触に吸い寄せられる。


「折角アンタ好みのこのカオに、傷も付けずにいてやってんだ」

嘲笑っているのか判別の付かないその声音にふと見上げると、言いようのないその整った容貌が人形のように狂い無く微笑み。
熱い熱い吐息の中、紛れもない雄の声が聴こえた。


『だから、ネェ
もっと愉しみましょうよ
ヒジカタサン』



ああ全くこれは。









20100928
延々とシーソーゲームな二人・・・がスキかも。


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