◆short
□もしも
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ル「おー!なんかうまそーな匂いがすっぞ!!」
その匂いの元は他でもなく部屋の中央に置かれた真っ白なケーキ
ブチュブチュッ
ル「うめぇのか?」
土「あぁ、うまくなる
不思議とな」
ル「そうか…不思議とうまくなるのか…!」
その真っ白なケーキも
今では黄色に染められているが
雲「何なのそれ
食べる前から、まずいことが伝わってくる素晴らしい料理の腕だね」
部屋の隅っこの壁にもたれながら皮肉まじりに言葉を発した男は、早くも帰りたいオーラを出している
ブチュ…ブババッ
土「何だテメー
俺の芸術作品にケチつける気か?あ?」
マヨネ片手にメンチをきるマヨラー
それを無視する風紀委員
そして、何故かひらめいてしまった男が一人
デ「芸術…芸術ならオイラに任せろ!うん」
デ「爆発は芸術だ!」
ドガァァンッ
ル「あぁーっ!!何すんだコノヤロー!!!」
デ「これぞオイラの芸術!!」
ル「げいじゅつ‥?
それってうめぇのか!?」
土「食えるかっ!」
中の人つながりだし
キャラ的につっこむのはやっぱこの人です←
土「あっおい!お前どこ行くんだ?外行くなら
煙草買って来てくれ!」
雲「帰るよ‥こんなバカな遊びに付き合ってられないよ」
土「バっ……」
ル「要するにお前はケーキを吹っ飛ばして満足してんだな?」
デ「あぁそうだ!うん」
ル「たった今からお前は人じゃなくなった…!!」
土「そりゃあよぉ…俺だっていきなりこんなとこ来させられて、迷惑してんだ。早く帰って連ドラ見てぇし、近藤さんを拾ってこねぇと って人の話聞けやコラァ!!」
土方の話を無視して部屋の外へ向かう雲雀
その背後に迫る黒い影
ベチャッ
ル&デ&土「あ…」
ルフィとデイダラの巻き添え、僅かに残っていたケーキ(9割マヨネ)が服につくという…
実にベタな展開←
雲「かみ殺す…」
土「上等だコラ」
ル「へへっさぁ来い!」
デ「オイラにかなうものか!うん」
彼らの誕生日パーティーは平穏なわけもなく
パーティー会場は戦場と化したのであった