イナズマイレブン小説

□†そのときまでさよなら
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※超短編&『融ける思い』読んだほうがわかりやすいかもしれません。


★★


アツヤ、聞こえる?


早く君に会いたいなぁ。


早く君の声を聴きたいなぁ。


でもまだ、神様は許してくれないみたいだ。


サッカー、一緒にしたいのになぁ。


君とまたサッカーがしたくて、新しいボールも買ったんだよ。


ねぇ、アツヤ。


僕、大切な仲間が出来たんだ。


だから、まだそっちにはいけないみたい。


ごめんね、寂しい思いさせちゃって。


あと少し、あともう少し、僕が融けてなくなるまで。


あの夕焼けが君のところに届くまで。


僕が君の首を絞める夢を見なくなるまで。


もうちょっと待ってて。


そのあいだに、僕は君と戦えるように強くなる。


ありがとう。



しばらくのお別れみたいだ。



「そのときまで、さよなら」


口から零れる言葉は泡の様。


end.


あとがき


シリーズ物って難しい。


アツヤ編も書きたいです。


3/30 鏡子

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