御馳走(戴物)

□《アイドル伝説・百介》
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 何より『御本尊様(百介さんのこと)の御側に近寄れる』のだ。
 青年会員の盛り上がり方と言ったら、正に『血で血を洗う』騒ぎの末に、腕に覚えありの猛者が集った訳だ。
 鼻息も、荒い荒い
 しかも上手くしたら、憧れの百介さんとも話なんか出来ちゃったりして。
 此れを機会に、ズゥンとお近付きになっちゃったりして。
 妄想、果てしなく飛び跳ねてますけれども、本人達はメッサ本気です。
 黒の長羽織を着た者達に(なにやら顔面真っ赤なのや、既に鼻血噴いてる危ないのも居ますが)ゾロリと周囲を囲まれての移動は、異様に目立ってはいるが

“あいどる・百介さん”は、天然なので『ンな事ァ関係無ぇ〜っ』首を捻りながらも、ポテポテと日本橋に向かって歩いていた。



10/31 【天体宮殿+観測病院】“不知火”様に贈物。
《影の愛好者》と続けて読んで頂ければ(未だ未だ続くか?)

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