復活♀化・裏部屋
□会社帰りのツンデレラ
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彼女を敢えて喩えるならば、
仕事の時は女王様。
プライベートでは子供。
そんな彼女は相変わらずのツンデレ女。
付き合っているのは確かなのだけど仕事中いくら目があっても返事もしないでいきなり、
「何ぼうっとしてるの?早く仕事に取り掛からないと咬み殺すよ」
ピシャリと怒鳴られ仕方無くまたパソコンに向かって奮闘する。
そんな昼は過ぎ、夜。
「じゃあ僕あがります」
「ん…ん。気をつけて。明日までに資料作成するように。…忘れたら減俸だから」
僕はうへぇと露骨に嫌な顔をして帰りの支度をした。
「部長も気をつけて下さいね」
「余計なお世話。さっさと帰って」
銀縁の眼鏡をかけ直した後、ひらひらと手を振って退散させた。
さて、これからが見物。
僕はニヤリと口角をあげて帰路についた。
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