のべる

□Fight!!
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「六角中の佐伯虎次郎やな?」

「四宝王寺中の白石蔵ノ介だよね。俺に何か用かい?」

中学テニス界の二大イケメンが焼肉屋で顔を揃えたとき、コングの音が鳴った。



〜Fight!!〜



「自分、不二クンの幼なじみやろ。幼なじみ。やから挨拶しとこ思てな」

~幼なじみ~というところを強調して言う白石。


「ああ。俺と不二はずっと一緒でね。お互いのことは何でも知ってるくらいだよ」

佐伯も負けじと反論する。


「けど、それ以上の関係にはならへんやろ。それに俺の完璧なテニスに不二クンもメロメロや」

「一回試合だけなのに馴れ馴れしいね」

醜い争いはさらにヒートアップした。


「大体、自分なんか無駄に男前やっちゅーねん!その無駄、ばっさり切りたいわ」

「無駄なくらいが不二にはお似合いだろ?それに絶頂連発してる変態部長に不二を渡したくないね」

焼肉屋にいるというのに、肉も食べず、どちらが不二にお似合いか言い争っていた。

しかし、そんな争いも終止符が打たれた。


「手塚ー、あーん」

「…肉の上に乗ってる赤い塊はなんだ、不二」

「コチュジャンだよ。ほら、口開けて」

「自分で食べ…」

「いいからいいから、あーん」



「…佐伯クン。ここは一時休戦して、共同戦といこか」

「…奇遇だね、白石。俺もそう思ったよ」


彼らは魔の手(手塚)から、お姫様(不二)を救えるのか…!

今、彼らの戦いは始まった。



FIN

こんな二人も好きです。公式で佐伯と白石の会話が見たい。
手塚はラスボスで、裕太は中ボスくらい。
二人は中ボスには認められてる(笑)

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