ネタ帳
□九尾の娘
1ページ/2ページ
それから何年が経ったのだろうか
空に雲一つない満月の夜、木の葉に一つの小さな影が降り立った
『帰って来たよ...』
零は再び木の葉に戻ってきた
零は少し古い灰色の布を巻いていた
その姿は昔と変わっていなかった
長い金色の髪も、深紅の瞳も、何も....
『懐かしいなぁ...』
すると零の背後に左目を額宛で隠し、口元をマスクで覆った銀髪の忍が現れた
忍は零の首にクナイを添えた
『!』
「見たところ、忍ってワケじゃなさそうだね...。君は何者なの?」
『あ...ぅ...』
「んー、それじゃわかんないなー...」
『わぁぁぁん...』
零は泣き出してしまった
「!?」
零が泣く事は予想外だったのか、男は少々困る
こんなところを見られたら、間違いなく彼が悪人に見えてしまうだろう
まぁ見た目からして怪しいのだが...。
.