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□恋愛ゲーム
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『初めまして。貴方、基山ヒロト君でしょ?』



そう言ったのは白銀の長い髪を揺らしながら微笑む晴矢の幼馴染。



「君は確か晴矢の幼馴染の、」



『紅月雪樺よ。』



第二ボタンまでいつも開けてるから遊び人に見えるけど、そうじゃないらしい。



ちょっとサボり癖があるけど、テストはいつも学年一位だし、運動神経も抜群。



料理は毎日弁当を作ってくる程慣れている。



食べた事はないが、晴矢から美味しいと聞いた。



普段の人当たりもよい所から人望はあつく、人気もある。



まさに理想の人間だ。



「そう、その雪樺ちゃんが俺に何の用?」



俺とは全然違うタイプの女の子の彼女が俺に話しかけたのには理由がある。



『私と楽しい事する気はない?』



雪樺は妖艶な笑みを浮かべた。



目的はソレ?



真面目な子でもやっぱり異性には興味があるんだね。



「へぇ、学校一人気者が遊び人の俺を指名するなんてね...。」



ヒロトは雪樺の腰を抱き、顎をクイッっと上げた。







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