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□恋愛ゲーム
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『晴矢に私の初めてを全部あげるつもりだよ。唇もセックスも、結婚も...すべて...。だからフリでお願いね。』



雪樺はヒロトを見上げた。



「つまり雪樺ちゃんは処女?」



『基山君にはあげないよ。』



「ねぇ今すぐ抱いて...」



今すぐ抱いてもいい?とヒロトが言う前に雪樺はヒロトの台詞と遮り、言った。



『ダメ。そんな事したら訴えて性別変えるよ?』



それはつまり男の象徴を切り落とすと言うことか...。



ゾクリと背筋を這う感覚をヒロトは感じた。



ヒロトは肩を竦めてお手上げのポーズをしてから雪樺から去った。






***






休み時間何を思ったのかヒロトは雪樺のクラスに来た。



勿論、ヒロトをよく思っていない晴矢は顔を歪めた。



ヒロトが雪樺に近付けば晴矢はキッとヒロトを睨んだ。



それをヒロトは無視して色を滲ませたピーコックグリーンの双眸を雪樺の洋紅色の双眸と視線を絡ませた。










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