another恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
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「お互い様だろう?」
風介はそう言って色素の薄い裏葉色の前髪を払った。
そんなに前髪が気になるなら切っちゃえばいいのに。
そう思っても口には出さないけどね。
俺はスッと瞳を細めた。
ホント、シナリオを知っている俺からしたら滑稽でしょうがないよ。
こういうのって、結構楽しいね。
ね、雪樺ちゃん?
氷晶を哀れに思う
(ああ、)
(なんて滑稽。)
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