another恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
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「風介も雪樺ちゃんが好きらしいね。」
知ってた?とヒロトは言葉を続けた。
『勿論よ。風介は親友だもの。』
雪樺ちゃんは口元に手をあてて笑った。
そういう仕草も可愛いなんて思ってしまう。
「本人の前でも風介って呼んでるの?」
俺は呼んでくれないのに?
協力者よりも親友のほうが大事なの?
『何?妬いてるの?』
にやにやと試すような笑み。
「俺、やっぱり雪樺ちゃんが好きだよ。例え利用されようと、晴矢とイチャイチャしてるのを見せ付けられても諦められない。」
気付いていた。
自分が晴矢を好きだとアピールさせることによって、俺を諦めさせようとしてる事くらい。
でも、それでも好きなんだ。
「雪樺ちゃんとなら...毎日セックスできる。」
『そんな自信いらんわ!』
呼び方
(子供は何人欲しい?)
(やめろ、これ以上お前みたいな変態を増やしたくない!)
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