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唐突に彼女が聞くものだから私は思わず聞き返してしまう。



「何故聞くんだ?」



きっと私は怪訝そうな顔をしているのだろう。



『んー、晴矢はあんまり甘いもの食べないから、やっぱり男の子って甘いもの好きじゃないのかなーって。』



「...嫌いじゃない。」



私はワンテンポ遅れて言葉を返した。



そんな私を彼女は疑わしげに見つめてくる。



「なんだ、その疑いの眼差しは。」



『晴矢と対抗心で嘘吐いてるとか?』



「嘘じゃない。」



『じゃあ、証明してみてよ。』



そう言って彼女は私に自分が飲んでいたキャラメルマキアートを私の前に置いた。



は?



これを私に飲めと?













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