another恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
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唐突に彼女が聞くものだから私は思わず聞き返してしまう。
「何故聞くんだ?」
きっと私は怪訝そうな顔をしているのだろう。
『んー、晴矢はあんまり甘いもの食べないから、やっぱり男の子って甘いもの好きじゃないのかなーって。』
「...嫌いじゃない。」
私はワンテンポ遅れて言葉を返した。
そんな私を彼女は疑わしげに見つめてくる。
「なんだ、その疑いの眼差しは。」
『晴矢と対抗心で嘘吐いてるとか?』
「嘘じゃない。」
『じゃあ、証明してみてよ。』
そう言って彼女は私に自分が飲んでいたキャラメルマキアートを私の前に置いた。
は?
これを私に飲めと?
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