短い文章

□好きだから、壊しました
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オリジナル・ヤンデレ・ダーク・死ネタ








好きです、呟かれた言葉と同時に彼女は俺の目の前で足下に転がる温度を失いつつある肉塊を蹴った。



生物としての原形などとどめてやいやしなかった。



彼女は胸の前で手をきゅっと握った。



まるで祈るかのようだった。



それが妙に神秘的だった。



彼女はナイフを捨て置き、俺に近寄った。



彼女は笑顔だ。



ただ狂気を湛えて、歪んでいた。



「うふ、ふふふ...、」



俺は後ずさった。



「貴方にかかった埃を払ってあげたんだよ」



彼女は冷酷な笑みを浮かべた。



声が冷めていて、どうしようもなく恐ろしかった。



「これで貴方は私のモノ...」



彼女はギュッと俺を抱きしめた。



彼女の温かい体温に違和感を持った。



こんなにも恐ろしい彼女にも血が通っているのだと。



彼女が生物学上女なのは知っているが、どうも人間として彼女を脳が受け入れてくれない。



「愛してるよ...、」



彼女は血のついた手で俺の頬を撫でて目を細めた。



慈しむ様な視線。








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