短い文章

□責任を持てない言葉を言いたくはないが、それ以外言葉は思い付かなかった
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所詮彼は影山にとって便利な俺の代用品だった。



試合の途中で視力を失った色違いの俺。



直接的な原因ではないが、間接的にもたらしたその結果がなんだか悲しくなった。



その罪悪感が働いて、彼の住所をきいてまでこうして足を運んだのだ。



ドアを開ければベッドに腰掛けている彼。



「誰...?」



物音に彼はこちらを向いた。



「デモーニオ...、」



名前を呼べば見えないと分かっていながらもこちらに向く双眸が驚きに満ちていた。



「有人...?」



俺を超える為のプログラミングも解け、今は柔らかい雰囲気だ。



覚えてくれた事に嬉しいと思った。



「ああ、そうだ。」



肯定すれば直ぐにデモーニオが座っていたベッドから立ち上がり、こちらに来ようとしたが、傍にあった椅子に脚が引っ掛かり、転倒。



勿論目が見えないデモーニオはどうする事も出来ずにただ倒れてしまう訳で。



「危なっ!」



危ないと言いきる前に体が先に動く。








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